オーストリアGP
オーストリア🇦🇹GP は以外にも大荒れのレースになった今年のグランプリでレッドブルのホームレースでもあります。
予選
予選はトップ3チームの争いになると予想されたがメルセデスがフリー走行から速くその次にレッドブルかフェラーリという状況でした。Q2でフェラーリは決勝スタートのタイヤをウルトラソフトにメルセデス、レッドブルはスーパーソフトタイヤでの決勝スタートにし戦略を分けて戦うことになりました。
しかし、メルセデスはウルトラソフトでもスーパーソフトでも速く、レッドブルは太刀打ち出来なかった。中団グループの争いはフェラーリエンジンの恩恵を受けハース、ザウバーどちらとも速い。車も良くなっているのでメルセデスエンジンの恩恵を受けているフォースインディアなどとは違う関係になってしまった。今やフェラーリエンジンがトップとも言われている。
個人的にメルセデスが若干良いと思う。単純なエンジン比較が出来ないのでわからないが…
Q3、1回目のアタックでボッタス、ライコネンハミルトン、の順で今回はボッタスが速い。ボッタスはここが得意なサーキットだろうと予想。ウィリアムズの時もメルセデスに勝つかもしれない良い予選していたし…
最後のアタックでボッタスは更に自分のタイムを更新する。ハミルトンも自己ベストを記録するもボッタスに及ばず、以下ベッテル、ライコネン、フェルスタッペン、リカルドの順で予選確定したいと思われたがベッテルがサインツのアタックを妨害したとされ3グリット降格。ベッテルはこういうミスがあるから思うようにポイント取れてない。一方ハミルトンは悪くても最低限な働きはするので選手権での取りこぼしが少ない。さて今回は、どういったレースなるのか注目です。
決勝レース
予選とは変わって天気は晴れ路面温度が50度近くこの天候が決勝レースをとても面白くした。
3番手スタートのライコネンが抜群なスタートを決めるも2台のメルセデスのマシンの間に挟まれてしまった。アウト側、ボッタス、イン側は、ハミルトン。ライコネンはトップには立てず一方ボッタスは4番手まで後退、ハミルトン、ライコネン、フェルスタッペンの順になるが続く2コーナーでライコネンがハミルトンに仕掛けるもブレーキでちょっとミスし膨らみその影響で後退、ボッタスはライコネンのミスをつき2番手まで取り戻す。フェルスタッペンはライコネンに仕掛け、ライコネンのリアにヒットしライコネンコーナーでの立ち上がりが悪くなってしまい、それによりフェルスタッペンが3位に浮上する。
ライコネンは素晴らしいスタートを決めるも行き場なくまたミスによりオープンニングでポジション後退。また、フェラーリの車はタイヤをうまく作動する事が出来てないため少し遅れ始める。しかし、ボッタスのマシンに
問題発生しリタイア。ここでレッドブルとフェラーリはピットに入ってソフトタイヤに交換するがメルセデスのハミルトンはそのままとどまる。メルセデスの判断ミスによりその後、5番手まで後退。
4位のリカルドが良いペースで走り3位ライコネンをパスするも数週後にリアタイヤの磨耗が激しくペースダウン再びライコネンとのバトルが始まりライコネンに抜かれる。ハミルトンはピットアウト後ライコネンの後ろになるが最初こそ良いペースだったがタイヤに苦しみベッテルに抜かれる。フェラーリのレースペースは良く、他車に比べリアタイヤのブリスターに苦しんでいない。首位のフェルスタッペンは誰ともバトルせずうまくタイヤをマネジメント出来たのでチームメイトのようにタイヤに苦しんではいない。差は周回ごとに縮まるが、周回遅れの車などによりうまくいかない事もある。
突然ハミルトンはエンジンパワーを失いコース上にストップ。メルセデスがリタイアで週末を終えるのは近年では稀である。
フェルスタッペンは最後までタイヤを保たせ71周を走り切り、オレンジ色に染まった大観衆の大声援を受けながらトップでチェッカードフラッグを受け優勝。
レッドブルが初めて母国グランプリを制覇した。
ライコネンは終盤にプッシュし最終ラップにファステストを記録したものの1.5秒届かず2位。ベッテルが3位、グロージャンがタイヤを保たせて4位でフィニッシュし今季初入賞を果たした。5位マグヌッセン、6位オコン、7位ペレス、8位アロンソ、9位ルクレール、10位エリクソンでガスリーは惜しくも11位フィニッシュとなった。
今回のオーストリアGPは、決勝日の路面温度が高くなったことにタイヤに苦戦するチームやドライバーがおおくいた。
また、今年のヨーロッパは気温が高いらしくフェラーリ有利なレースが多そうと予想。
昔からフェラーリはタイヤに優しいマシンでありドライバーも同じである。とくにライコネンはタイヤの熱を入れるのに苦戦する事が多いので、今後はフェラーリ有利な展開が増えそうだ。
メルセデスが速いがフェラーリ、レッドブルとのバトルが見たい!
今後面白いレースを期待している。