F1 世界選手権 予選 モナコGP
F1世界選手権 第6戦 モナコGPの予選が5月26日にモンテカルロ市街地コースで行われ、レッドブルのダニエル・リカルドが他を寄せ付けない速さでポールポジションを獲得した。
好天のモナコは気温25度、路面温度52度、湿度39%のドライコンディションのなか予選セッションが始まりました。しかしながら、レッドブルのフェルスタッペンがフリー走行3回目でクラッシュしマシンにダメージを負い修復を急いだもののギアボックス交換も必要になり予選出走はかなわず。
もったいない......チームメイト同士のポールポジション争いが観れると思い期待していたが...また、前戦のスペインGPのセクター3区間(低速区間)が速かったので、ほぼ予選・決勝は1-2フィニッシュ確実だと思っていたので...
追い抜きが難しいモナコでどこまで順位を上げられるかが注目です。
Q1
Q1セッションは、スペースを見いだせたドライバーは自己ベストを更新できるが、トラフィックにはまって思うように自分のペースで走れないドライバーはたとえマシンが速くてもQ1敗退する可能性がある。モナコの予選で難しいのはコースもそうだが、うまくタイムをまとめることです。また、タイム計測中のドライバーに対しどこで抜かすかもモナコの場合重要です。
フェラーリのライコネンがアタックの時にトンネルの中で譲ろうとした白いマシンが見えた映像があったとき、そこではありえないだろうと思った。
そんな中、フリー走行では好調だったトロロッソのハートレーが敗退。以下ザウバーのマーカス・エリクソン、ウィリアムズのランス・ストロール、ハースF1のケビン・マグヌッセン。フェルスタッペンは予選に参加できておらず、決勝レースへの出走可否はスチュワードに委ねられる。
Q2
Q2最初のアタックでメルセデスの2人はウルトラソフトタイヤを履く。全てのドライバーが前後との間隔を調整しながらアタック。ウルトラソフトを選ぶギャンブルに出たメルセデスだが、ハミルトンもボッタスもタイムは遅くQ2敗退圏内。ハイパーソフトタイヤに履き替えてペースアップし、ハミルトンが4番手、ボッタスが5番手でQ3に進出。
熾烈な中団グループのQ3進出の争いでは、マクラーレンのアロンソ、フォース・インディアのオコン、ペレス、ルノーのサインツ、トロロッソのガスリーが進出。以下、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、マクラーレンのストフェル・バンドールン、ウィリアムズのセルゲイ・シロトキン、ザウバーのルクレール、ハースF1のロマン・グロージャン。
Q3
Q3の見所は1分10秒台のタイムがでるかと、ポールポジション本命のリカルドを誰が倒すかでした。
1回目のアタックでリカルドが圧巻の1分10秒台にいれる。2位以下が熾烈な争いでハミルトンのタイムが1分11秒261、3番手ベッテルは1分11秒263、4番手ライコネンが1分11秒266。
2回目のアタックでベッテルはタイム更新するもライコネンは更新できずそれぞれ2番手、4番手。ハミルトンがセクター1区間全体ベストのタイムを残しポールポジションへの期待を膨らませるも3番手。
以下はボッタス、オコン、アロンソ、サインツ、ペレス、ガスリーとなった。
モナコGPは追い抜きが難しいため予選がとても重要です。しかしセーフティーカーがでる確率が高いため運も必要です。
おそらくスタートが決まればリカルドがポールから飛ばして優勝する可能性が高いでしょう。チャンピオン争いのハミルトン、ベッテルはどういうパフォーマンスを魅せるか
そこにライコネン、ボッタスが絡んでくるのか注目です。
団子状態になりつまらないレースになる可能性もありますが、トロロッソ・ホンダのガスリーには頑張ってもらいたいです。
2018年 第6戦 F1モナコGP 予選 結果
順位 | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1分12秒013 | 1分11秒278 | 1分10秒810 |
2 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分12秒415 | 1分11秒518 | 1分11秒039 |
3 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分12秒460 | 1分11秒584 | 1分11秒232 |
4 | 6 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1分12秒639 | 1分11秒391 | 1分11秒266 |
5 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分12秒434 | 1分12秒002 | 1分11秒441 |
6 | 31 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1分13秒028 | 1分12秒188 | 1分12秒061 |
7 | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1分12秒657 | 1分12秒269 | 1分12秒110 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー | 1分12秒950 | 1分12秒286 | 1分12秒130 |
9 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1分12秒848 | 1分12秒194 | 1分12秒154 |
10 | 10 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1分12秒941 | 1分12秒313 | |
11 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1分13秒065 | 1分12秒411 | |
12 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | 1分12秒463 | 1分12秒440 | |
13 | 35 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | 1分12秒706 | 1分12秒521 | |
14 | 16 | シャルル・ルクレール | ザウバー | 1分12秒829 | 1分12秒714 | |
15 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分12秒930 | 1分12秒728 | |
16 | 28 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ・ホンダ | 1分13秒179 | ||
17 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1分13秒265 | ||
18 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 1分13秒323 | ||
19 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分13秒393 | ||
33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル |
写真はESPN F1より