First Step blog

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F1 世界選手権 第5戦スペインGP決勝

 

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2018年F1世界選手権第5戦スペインGP決勝が13日開催された。晴れ間も広がっていたバルセロナは風が強く、気温15度、路面温度35度、ドライコンディション。1周4.655kmのカタロニア・サーキットでのレースは66周で争われ、メルセデスルイス・ハミルトンが他を寄せ付けずポール・トゥ・ウインを飾った。

ピレリはスペインにミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライタイヤ3種類を用意しほとんどのドライバーはソフトとミディアムタイヤを使用。

 

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シグナル消灯と同時に各車がスタート、ターン1でフェラーリセバスチャン・ベッテルがボッタスを追い抜いて2番手に上がる。ターン3でマグヌッセンがミスったところハースF1ロマン・グロージャンが回避しスピンを喫し、そこに後続のドライバーが避けようとする中ルノーニコ・ヒュルケンベルグトロ・ロッソピエール・ガスリーが突進する格好で3台がリタイア。もう少しで大事故に発展しかねないクラッシュ。セーフティカーが入る混乱の中、ルーキーのザウバールクレールがポジションアップ。今年のザウバーは毎戦下位を走っていた去年より速いマシンで中団争いが出来る戦闘力があります。

 

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セーフティカーが解除されリスタートし、ハミルトンがファステストラップを更新しながらペースを上げるが、フェラーリはなかなかペースを上げることができない。メルセデスのボッタスはベッテルよりもペースが速いもののオーバテイクを仕掛けることすらできない。

18周目に入る頃、ベッテルがピットへミディアムタイアに交換しコース復帰。ボッタスもミディアムタイアに交換周目コース復帰するもベッテルの後ろになってしまった。 フェラーリライコネンは後数周後にピットへ向かう模様。が、突然ライコネンのマシンがスローダウン。 そのままリタイアとなってしまった。

34周目に第1スティントを長く取っていたレッドブルがピットへ、まず、リカルドから翌週にフェルスタッペン。

40周目にファース・インディアのオコンにエンジントラブルが発生しコース脇にマシンを止めバーチャルセーフティカーが発令。この状況でフェラーリベッテルがピットでタイヤ交換。フェルスタッペンの後ろで戻ってしまった。また、フェルスタッペンとウィリアムズのシロトキンが軽く接触し、フェルスタッペンのフロントウイングにダメージを負ったがフェルスタッペン本人は問題ない模様。 バーチャルセーフティカーが解除されマクラーレンのバンドールンがエンジントラブルによりリタイア。また、ルノーサインツもエンジンに問題があると無線で伝え、同じく母国グランプリのマクラーレンアロンソが近づく。

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終始安定した走りを見せたメルセデスのハミルトンがトップチェッカー。チームメイトのボッタスがミディアムタイヤで40周以上走りきり2位。これで今シーズン初の1-2フィニッシュを決めた。3位表彰台はフェルスタッペン。上位では2ストップ戦略を実施したフェラーリベッテルが4位。以下、リカルド、サインツアロンソ、ペレス、ルクレールまでがポイント獲得。 11位以下は、ストロールハートレーエリクソン、シロトキンで以上14台が完走。

今回のスペインGPで気温、路面温度が低くフェラーリはタイヤを機能させるのがメルセデスレッドブルより難しい。また、今回のタイヤにより影響がもろに出たのがフェラーリだった。次戦モナコGPの気候次第ではフェラーリは苦戦するおそれがある。それじゃなくても、フェラーリは戦略を改善しなければコンストラクターズを獲ることが出来ないしドライバーズも同じである。

一方、メルセデスは完璧な週末になった。今回のタイヤ、気候、路面の再舗装により全てがうまく機能した。

今回は、コース特性もありオーバーテイクが少なく面白いグランプリとは言えなかった。

 

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2018年 第5戦 F1スペインGP 決勝 結果