First Step blog

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F1第4戦 アゼルバイジャンGP 決勝

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2018年のF1世界選手権 第4戦 アゼルバイジャンGPの決勝が29日(日)にバクー市街地コースで行われ、大波乱のレースを制したのはメルセデスルイス・ハミルトン

現地時間16:00(日本時間21:10) 気温17℃、路面温度27℃のドライコンディション。今週末で最も強い風速9.41km/hの風がサーキットに吹き荒れ、まさにペルシャ語で“風の街”と称される首都バクー。

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51周の決勝レースがスタートすると ウィリアムズのシロトキンを含む数台が接近し、接触したと見られるいずれかのマシンからはパーツが飛んでいた。レースを続けていたシロトキンはヒュルケンベルグアロンソに挟まれる格好で両者とぶつかりマシンを止める。また、コーナー手前でインをついたライコネンとオコンと接触。オコンはウオールにぶつかってリタイア。ライコネンはピットでフロントノーズとソフトタイヤへ交換しチェッカーまで走りきる作戦。また、アロンソはタイヤがバーストしマシンにいくつかのダメージを負いながら緊急ピット。セーフティカーが入る中、多くのドライバーが緊急ピットする展開になった。

セーフティカーは5周目の終わりに解除。ベッテルがリードを維持しハミルトンは2番手。レッドブル勢が接近戦を繰り広げ、リカルドがフェルスタッペンにポジションを譲ってしまった。ここからチームメイト同士のバトルが始まる。リカルドはルノーサインツにも追い抜かれてしまう。その後、ペースの上がらないレッドブルに対してルノーが仕掛け、サインツがフェルスタッペンを、ヒュルケンベルグがリカルドをオーバーテイクした。ヒュルケンベルグはフェルスタッペンをオーバーテイクし、ルノーが4番手と5番手に並んだが、左リアをウオールにぶつけてしまいリタイアとなってしまった。序盤こそオーバーテイクを披露して沸かせたルノーだったが、徐々にペースダウンしレッドブルに再びポジションを奪われた。

22周目、2番手メルセデスのハミルトンはファステストラップを刻んでいたが、1コーナーでタイヤをロックしてしまいタイヤを痛め交換するためにピットへ、これで先頭のベッテルはかなり有利な展開になった。30周を走り切るタイミングでタイヤ交換。ソフトタイヤに交換しコース復帰。

ボッタスとレッドブル勢は引っ張り、なお、チームメイト同士のバトルが続くレッドブルは先頭で行くリカルドが38周目にタイヤをウルトラソフトに交換。次のラップにはフェルスタッペンもウルトラソフトタイヤに交換したが、リカルドはアウトラップでペースが上がらず、コースに戻ってきたフェルスタッペンに再び先行を許してしまった。

リカルドにとって翌周の1コーナーがオーバーテイクのチャンスでホームストレートでフェルスタッペンのトウを利用して近づく。フェルスタッペンも防ごうと進路をアウト側にふる、後ろのリカルドはインに飛び込もうとするが、フェルスタッペンがブレーキ時にイン側にいきリカルドのフロントウィングがフェルスタッペンの後方にぶつかり2台揃ってのクラッシュしそのまま、エスケープゾーンへ行きチームメイト同士最悪なかたちでリタイヤ。レッドブル陣営は呆れた様子でもあった。

 

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クラッシュ映像をみかえすと、フェルスタッペンが60%~70%悪い、リカルドも30%~40%悪く思えた。これまで激しくやりあっていたためいつかこういう事が起こるんじゃないかと思った。でも、一歩間違えると大事故でチームにとっても多くのポイントを逃す結果でした。チームは自由にレースをさせていて、見る側は面白く見ることが出来るがチームのスタッフはハラハラの状態だと思う。

f1sokuho.mopita.com

セーフティカーが導入される中、ハースF1グロージャンがウオールにぶつかってクラッシュ。これでセーフティカーのピリオドが延長され、再スタートは48周目に入るタイミングだった。このセーフティカーの中、タイヤ交換を引っ張ったメルセデスのボッタスがタイヤ交換をしトップでコースに復帰。2番手ベッテルもタイヤ交換を済ませた。これで、ベッテルにとって最大のチャンスがセーフティカーが退いた後の1コーナー。先頭のボッタスは早めに加速してポジションを守る作戦、ターン1に向けて2番手ベッテル、3番手ハミルトン、4番手ライコネンがそれぞれポジションを上げようと距離を詰めてオーバーテイクを試みる。ベッテルがインをついたが、ハードブレーキングでタイヤをロックアップしてしまいオーバーランしタイヤを傷め逆にポジションを失った。優勝の最大のチャンスを活かせなかった。ハミルトンに前に出られチームメイトのライコネンにも抜かれた。

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しかし、まだ終わらないのが今回のバグーのレース。これでレースが終わると思った中、ボッタスはコース上に落ちていたデブリを踏み右リアタイヤのバーストしリタイアしてしまった。これで先頭にたったハミルトンは、ライコネンを従えてフィニッシュ。タイヤを傷めたベッテルを追い抜き3番手に上がったペレスが表彰台。4位以下、ベッテルルノーサインツザウバールクレールマクラーレンアロンソ、ウィリアムズのストロールマクラーレンのバンドールン、トロロッソハートレーが10位。

 

今回のアゼルバイジャンGPは大波乱の展開になった。

メルセデスの優勝は運であったし、レースをリードしたフェラーリベッテルは運が悪かった。開幕戦のオーストラリアGPと逆の展開になった。

次回のレースから第2の開幕でもあるヨーロッパでのレースが始まる。

現在、フェラーリが強いがメルセデスがタイヤの使い方に苦戦しているようにも見える。今後メルセデスが巻き返してくるだろう。レッドブルフェラーリメルセデスから少し遅れてるが挽回してくるだろう。

2018年 第4戦 F1アゼルバイジャンGP 決勝 結果

 

写真はF1速報、F1-Gate.com